「不妊症」とは、結婚して妊娠を期待しているにもかかわらず、2年以上赤ちゃんが出来ない状態を言います。最近は欧米化に伴い、1年で不妊症と診断することが多くなっています。ストレス社会を反映してか、年々不妊症の割合は増加しており、最近では結婚したカップルの約15%に不妊症が見られます。
 
女性側の主な原因
→「排卵因子障害」
排卵がうまくできていない状態のことです。排卵ができているかどうかは基礎体温表をつけることにより簡単にチェックできます。もっと確実に確認するには排卵日前後の超音波検査によりわかります。

→「卵管因子障害」
細菌感染による卵管炎が大半を占め、ほかに卵管の狭窄や閉塞があります。

→「子宮因子」
子宮内膜症や子宮の筋層内にできる良性腫瘍の子宮筋腫などが該当します。他には子宮の形成異常があります。これは妊娠しにくいことに直結するわけではないのですが、子宮が小さかったりすると妊娠しにくかったり、流産の原因になったりします。

→「頸管因子障害」
排卵の前になると頸管粘液の量が増え、精子が子宮の中に入りやすくなります。子宮頚管の粘液の量が増えない状態は頸管因子障害に当てはまります。
男性側の主な原因
→「造精子機能障害」
精子の数が少ない乏精子症、精子の運動率が低い精子無力症、奇形精子が多い奇形精子症などがあります。

無精子症とは
閉塞性・・・精管が途中で閉塞していることが原因で起こります。この場合ほとんどが造精機能に異常がないため、精巣上体から良好精子が採取できます。パイプカットが代表的な例です。
非閉塞性・・・精巣自体に異常があるため精子が形成されない状態をいいます。治療としては精巣組織を取り出し精子がいれば顕微授精を施行します。
夫婦両者の主な原因
夫婦の免疫的な相性が原因で、女性の体内に入ってきた精子に対して、「異物」の抗体反応が出て精子を受け付けない。

以上の原因により不妊の状態になりますが、原因は1つとは限らず重複していることも少なくありません。 また、「不妊症」とはあくまで現在のところ子供が出来ていない状態をいっているだけで、永久的な病名ではありません。だから不妊の原因を探ってそこを改善すれば、きっと赤ちゃんも出来るはずです。

結婚して1〜2年、赤ちゃんが欲しいのにまだ出来ないというカップルは、悩んでいないでちょっと行動を起こしてみましょう 。検査を受けて原因をチェックしてみれば、赤ちゃんへの夢もワンステップ近づいたことになるでしょう。