治療を始める前に、妊娠に至るまでの様々な過程のうち、どこに原因があって妊娠しにくいのかを調べるためにいろいろな検査を受けていただく必要があります。ここでは当クリニックで行う主な検査についてを記します。
なお、基礎体温測定しておられる方は初診時にお持ち下さい。
検査から治療・人工授精まで
ホルモン検査
GnRHテスト:下垂体から分泌され卵巣に作用するFSHとLHというホルモンを測定します。FSHは卵胞を大きし、LHは排卵を起こす働きをするホルモンです。これらを測定することにより下垂体の異常や卵巣の異常などがわかってきます。
プロラクチン:妊娠中や産後に分泌される乳汁分泌ホルモンです。このホルモンが高値であると月経異常などの原因になります。
子宮卵管造影
子宮の形や卵管を調べる検査です。
卵管が狭くなっていたり、閉塞している場合、妊娠できない大きな原因になります。
精液検査
精液に異常がないかを調べる検査です。精子の数、精子の運動率、精子の奇形率、精液中の白血球数を測定します。当院で受診されたときに採取用カップをお渡ししますので、そのカップに採取してください。採取後1〜2時間以内に病院にお持ち下さい。
※受精する前の精子と卵子を卵管の中に移植する方法を
ギフト法(GIFT)
といい、受精卵を卵管の中に移植する方法を
ジフト法(ZIFT)
といいます。
ギフト法 (GIFT)
・・・
体外受精法と同じように排卵誘発や採卵を行って得られた卵子を、精子とともに、腹腔鏡をお腹の中に入れて、細いチューブで卵管の中に移植します。
ジフト法(ZIFT)
・・・
体外受精法と同じようにして得られた受精卵を、やはり、卵管の中に移植します。当院では、腰椎麻酔と静脈麻酔を行い腹腔鏡を行います。手術後は、数時間の安静を要します。 通常 採取できた卵子の数が多い方の卵管に受精卵を2個移植します。